近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ

高野山真言宗 京都府綾部市寺町堂ノ前45  TEL.(0773)42-0980

空也上人開基 京都府指定名勝庭園 由良川の流れが眼下に眺望できる山紫水明の風致は秀麗
JR綾部駅よりタクシーで5分


本尊 聖観世音菩薩

開基 空也上人

建立 天慶5年(942年)


    縁起

 当山は天慶5年空也上人が自らの42才の厄除けのため尊像を彫刻し安置するを以て開創とする。正暦2年(991年)聖楽上人が現在の地に七堂伽藍を移し、密教弘通の道場とした。この年各地に早害があり、上人が勅命を受けて雨乞い祈願をするや効験あり一条天皇より年号の正暦を寺号に賜り、以来正暦寺と称する。平重盛公当山に深く帰依して荘園を寄進し、当山の地形が熊野那智山に酷似しているとして、熊野三山を当地に移し、山号を那智山と号した。

 境内には熊野権現の鎮守堂がある。江戸時代、鳥羽より入封した藩主九鬼公も当山を護持し、多くの家臣が檀家となった。寺宝には、「仏涅槃図」重要文化財(鎌倉時代)・「千手観音像」市文化財(平安時代)。「大般若十六善神図」・「不動明王像」(興教大師作)や九鬼公に関する古文書を多数存する。毎年1月28日には、九鬼公が参勤交代時に奉持し、道中安全を祈った由緒深い「不動明王像」を本尊として、交通安全・諸願成就の大護摩供を厳修している。日展特選作家渡辺誠二氏作の水子地蔵尊を安置する。又当山の環境風致は極めて秀麗である。


   
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