近畿楽寿観音三十三ヶ寺霊場会 本文へジャンプ
高野山真言宗 京都府熊野郡久美浜町字壱分901  TEL.(0772)83-0274

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本尊 地蔵菩薩

開基 恵光法印

建立 元応元年


      縁起

 人皇95代、後醍醐天皇の御宇、元応元年山城国平安東寺の辺に在院し給う恵光法印開基にして、元の名は、東の坊圓寿院泰平寺と云う。そもそも恵光法印観音尊像を奉じて但馬国城崎温泉に来り、滞留数日、世の説を聞くに壱分村に大平谷は弘法大師御冷泉涌出御祈祷の地として瀑泉の源に御自作の不動明王の石像を安置せる霊域なりと聞き、日々大平谷を逍遙して霊作の不動尊を拝して、霊場なるを歓喜す。
 
 この谷の形成たるや人里を去る事凡そ25丁、松柏生茂り修験道の霊地として里人の信仰を集めし霊域なりとて、遂に大平谷極楽のなるに一宇の堂を建立し、山形寸本松の泰平寺を移し、極楽山泰平寺と号し観音の尊像を安置す。昼夜読経の声綿々として千里に聞こえ、二尊の霊験依然として始めに倍す。諸人渇仰して祈れば一人としてその霊徳をこうむらざるものなしと、云々 大平谷泰平寺、古壱分寺、新福寺、を合併して移転するも火災に逢い焼失、現在は文政六年城崎湯島温泉寺塔中、中性院の建物を移築す。


   
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