近畿楽寿観音霊場

名称 鎮守山 大聖寺      
宗派 真言宗醍醐派
本尊 大聖不動明王(秘仏)
住所 〒625-0080 京都府舞鶴市北吸970
TEL 0773-62-5345
FAX 0773-62-5466
HP
沿革

 大聖寺は旧称を「鏡智院」といい、もともとは西国第二十九番札所松尾寺の塔頭でしたが、明治三十四年の舞鶴海軍鎮守府開庁及び新市街地整備を機に、時の松尾寺住職懸空上人が一層の教線拡張を願い、明治三十六年、東西舞鶴を結ぶ交通の要所である現在地に移転されたものです。
 塔頭の移転とはいえ、本尊大聖不動明王は松尾寺本坊遍明院護摩堂の主尊であったことが知られており、また、移転時の資料からは用地の選定や買収など、新寺建立ともいうべき大事業であったことがうかがえます。
 懸空上人は時の鎮守府司令東郷平八郎との親交が厚く、「鎮守山」の山号はその縁により名づけられたそうです。当山に東郷元帥所縁の品などは残っておりませんが、松尾寺には懸空上人が東郷元帥に贈った
 北門鎖鑰巍然成 ?(厂に虎)踞龍盤気勢昌
 鎮海将軍西海傑 西郷之後有東郷
【北門の鎖鑰(さやく)(鍵となる要衝)巍然として成る。?(厂に虎)(てい)(水中も泳ぐという虎、架空の動物)踞(きょ)龍盤(虎や龍ともまごう勇猛の兵卒、踞も盤もうずくまる)気勢昌(さか)んなり。鎮海の将軍西海(薩摩)の傑。西郷の後に東郷あり。
・・・読み下しと注釈は、松尾寺前住職松尾心空師著『「武士道」について』より・・・】
という漢詩の墨跡が残っています。
 当山は、移転後まだ百年を経過したばかりですが、大正五年の本堂をはじめ徐々に諸堂が整備され、楽寿観音像横のお堂には等身大の七福神をお祀りしております。

御詠歌 鎮まりて 守らせ給ふ み鏡や まことをさとる 人の心に
拝観

拝観料−無料、拝観時間−9:00〜17:00、
お話−事前連絡、駐車場−自家用5台・大型バス不可

  

行事

 行事予定

 

大晦日〜元旦

越年勤行・修正会

2月節分

星供養祈祷会

5月 8日

灌仏会 塔婆供養

5月24日

水子・幼子の霊 塔婆供養

7月18日

夜祭 柴燈護摩供

8月15日

盂蘭盆会 施餓鬼 塔婆供養

春秋彼岸中日

彼岸会 塔婆供養

5月・9月21日

小四国八十八ヶ所巡拝

(得月寺から大聖寺までの山道に石仏あり)